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255章:幸夫もしてるのォッ、オナニィィィッ??
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255章:幸夫もしてるのォッ、オナニィィィッ??
が、不幸中の幸いと言うべきか、男の性器が激しく勃起し、上を向いていたせいで、璃穂にかかってしまった液は少量であった。
(…………凄い匂ォォォいッ!!)
背後の頭上、窓ガラスから、璃穂の鼻腔に異臭が入って来ている。
持ち歩いている小さな鏡でチェックしながら、顔や髪にかけられた液を拭った。
腰が抜けたような状態から、ようやく立ち上がる。
(………隣のお姉さん、ビックリしちゃってるゥゥゥ………)
璃穂の隣に座っていたOL風の20代の娘が、多量の液がかけられた窓ガラスを見上げ、目を丸くしていた。
…………………………
それから(高等部に上がり、電車通学になってから)、璃穂は何度となく、自身に対する男の性欲を感じさせられている。
強姦や輪姦などの直接的な性の被害を受けた訳ではなかった。
自身の制服に包まれた新鮮な肢体で、男共が行っているであろうことを気にしている訳でもない。
(ヤァァァンッ!!またァッ、勃起《お》っきくさせちゃってる男性器《の》ォォォ…………ッ!!)
込み合う中では、よく、勃起した男性器とおぼしきものを、発達した躰に押し付けられていたのだった。
しかし、躰を触られるのではないので、大して気に留めなくなる。
制服や生脚の腿を、男の液で汚されることは、滅多になかった。
事実、女子高生時代、周囲の男の性欲の的で、不良オスガキ共など、璃穂を輪姦する相談ばかりしていたが、液をかけられたのは三回だけである。
が、如何に実害がなくとも、二十歳前の美しい娘にとって性欲の的になっていることはいい気がしなかった。
(いい気ィ、しないけどォ……………気にしたってェ………キリないわよォ………)
女子高生時代以来、璃穂はそんな心境になっている。
19歳の今は、12歳の弟の幸夫が、姉である自身を思い浮かべ、何を行っているかも、薄々わかっていた。
(だってェ、幸夫の部屋ァ、プンプンするんだものォ、あの匂ォォォい………)
15歳のときに目の前で射精された液の匂い。
その匂いが、幸夫の部屋には常に充満している感じだった。
璃穂のホットパンツにTシャツの部屋着の姿を見る目も、妙に粘っこいものになって来ている。
それでも、12歳の弟が、他の男共と同様だとは、どこか思いたくなかった。
…………………………
(幸夫ォ…………皆の服ゥ、洗ってくれるようになっちゃってェ…………??)
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