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211章:自慰(す)るのに使うのォ、サドルゥゥゥッ??
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211章:自慰(す)るのに使うのォ、サドルゥゥゥッ??
友莉が通うK女子学園高等部は、都営S線と東京メトロU線の交差するI駅にあった。
I駅の最寄りには、W女子短大付属女子高もある。
二つの女子高を合わせると、1000人を越える女子高生がI駅を利用していた。
そのために、あまり広くない駅の構内は、登校時の午前8時頃と、下校時の午後3時過ぎは、15〜18歳の若い娘の体臭でむせ返るようになる。
おまけに、K女子学園高等部も、W女子短大付属女子高も、学校偏差値と無関係な制服に関する校則は寛容だった。
従って、両女子高の娘は、大概が制服を超ミニにしている。
(ここォ、いつも女の子ばっか、凄ォォォいッ!!)
自転車でなく、電車通学する度に思ってしまった。
甘い匂いが充満している構内を、無数の生脚の腿が、新鮮な若い娘の香気を放って行き来している。
暑い薄着の今の時期は、制服越しの乳房やお尻などの、十代の娘その物の、弾けるような肉感で駅構内が溢れかえった。
(なんか凄い…………ッ!!)
行き来する娘と同じ若い娘である友莉でさえ、そう感じてしまう。
他に若い娘が少ない場所では、自身の躰に集まる好色な視線が気になるが、友莉は、このような場所では、他の娘と同様に無警戒になった。
そのために、このI駅構内は、
「女子高生ウォッチングに最高」
「女子高生パンチラスポット」
として、エロ雑誌やネットサイトで紹介される程である。
友莉を含めた一部の美しい娘が、盗撮などの、間接的な性犯罪被害を受けていることは、当の本人も意識していなかった。
実際は、何者かによって、多量の不可視の精液の飛沫を浴びせかけられている。
…………………………
友莉は、新鮮な肢体を触られることもなく、男の性器を押しつけられることもなく、K女子学園高等部についた。
午前中は、いつもながら慌ただしい。
お昼休みに、友人の春菜とお喋りになった。
「………でェ、サドルだけェ、なくなっちゃってる訳ェェェ………しかも二回目ェェェッ!!」
今朝、電車通学する羽目になったことを話す。
春菜は微かに青くなっていた。
乳房の発達こそ友莉程でなかったが、丸いお尻や太腿が強い色香を放つ美しい娘である。
「………春菜もォ、なくなっちゃってることォ、あったのよォォォ…………」
言いにくそうだった。
超ミニのチェックの制服のスカートの中で、お尻をモジモジさせている。
(春菜ァ……??)
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