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197章:無防備なのかなァ、唯美ィィィ…………
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197章:無防備なのかなァ、唯美ィィィ…………
(ッ!!ちょっとォ、ヤダァァァッ!!)
感じるものに、かすかに青ざめた。
自身に対する好色な視線である。
人の多い場所なら、お尻や腿、特に目立ってしまう乳房に、そのような視線を感じることは気にならなかった。
日常的なことで、不快でない訳ではないが、危険を感じない。
人の多い場所では目撃者もが多く、従って、性犯罪の被害を受けることも少ないからであった。
電車内の痴漢という例外はあるが、男性器を押しつけられたり、躰を触られることがあっても、強姦や輪姦はあり得ない。
が、人影まばらな場所で好色な視線を感じることは、唯美のような美しい娘にとって怖かった。
強姦や輪姦の被害を受ける危険があるからである。
(ヤァァァンッ!!)
唯美は論理的に以上のことを意識した訳ではないが、本能的に危険を感じた。
足を速める。
ミニスカートのお尻が盛んに振られた。
R&Eのパンプスの軽快な音がやけに鳴り響く。
カットソーの、形がクッキリ出てしまっている乳房が揺れた。
(まだ………なんかァァァ??)
辺りを見回す。
(………気のせいィィィ??………だけどォォォ??)
馬鹿女共の自意識過剰と訳が違い、12歳の頃から男共の性欲の対象になっている唯美には、確信があった。
…………………………
(フゥゥゥッ!!)
自宅に帰り家族と夕食を摂り、自室ではじめて安心する。
(ウンッ!!っとォ、換えなきゃァ………ナプキン……)
換えるべく、パンティに手をかけようとし、はじめて気付いた。
(ヤダァァァ、まだ………)
部屋着になっておらず、ミニスカートにカットソーのままである。
(帰りィ、あの道ィ、怖かったからァ………)
ミニスカートを先に脱いだ。
少しタイトなスカートなので、スベスベした生脚の腿をスゥゥゥと滑らせる。
脱衣籠にソッと置いた。
(そうそう、ナプキン………)
パンティに白く可憐な手をかける。
18歳の美しい娘の温もりと体臭をタップリ吸収したパンティにも、生脚の腿を滑らせた。
ナプキンは、性器の入口にフィットするようになっている。
しかし、羽根が左右に付いており、その羽根をパンティの外側に折るようになっている物だった。
従って、性器の入口から、パンティと共に離れる。
(ウゥゥゥ…………やっぱ、おりものォ………)
生理中でなくとも、健康な若い娘は少なからずあるものだった。
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