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179章:綺麗な娘、自慰(さ)れちゃうの常識ィッ??
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179章:綺麗な娘、自慰(さ)れちゃうの常識ィッ??
自身の性器が、嫌悪に敏感に反応するのがわかった。
熱くなるだけではない。
(ヤダァァァ、また、おりものォォォ………??)
16歳の性器の入口に、その感覚があった。
ドッキングワンピのミニスカートの奥から、ナプキンが発する甘い匂いがする。
最近のナプキン(パンティライナー)は、おりものの悪臭を誤魔化すため、湿ると、甘い匂いを放つタイプが多かった。
香織が愛用しているものも、そのタイプである。
(ヤァァァン、早く帰ろォォォッ!!)
さらに足早になった。
勿論、そのような状態に、美しい娘である自身の性器の入口がなってしまっていることは、おくびにも出さない。
…………………………
(あの男の子達ィ、今頃ォォォ………)
自室でナプキンを取り換え、夕食を摂った後、また、自室に戻っていた。
兄弟・姉妹のいない娘にありがちなことで、食事以外は、自室で過ごす。
(勃起《た》って来ちゃった、ってェ、言ってたくらいだからァ…………)
中学生のオスガキ共が、今頃、自身を思い浮かべ、行っていることの、想像がついてしまっていた。
(あの男の子達にィ、思い浮かべられてェ、サッ、自慰《さ》れちゃってる訳ェ、オナニィィィ………)
本能的に、左右の腿をピッタリ固く閉じる。
自宅の中なので、ホットパンツにTシャツであった。
ブラを外している乳房を、Tシャツの上から両手で庇うようにする。
電車内で夥しい量、かけられた液の悪臭が浮かんだ。
(今頃ォ、イッパイ、あんな液《の》、射精《だ》されちゃってる訳ェェェ………)
家族にも言えず、捨てることにし、ゴミ袋に入れたドッキングワンピを見てしまう。
…………………………
「………、ってェ、訳ェ、もうッ、散々よォォォッ!!」
翌日、一番に、千夏に話した。
「ウワァァァ、嫌ァねェ、けどォ……」
「………けどォ、ってェェェ??」
千夏には、12歳の弟がいる。
「痴漢は別としてェ、そのくらいの男の子達ィ、そんなものよォォォ。」
「ッ!!」
千夏の言葉に、驚かされてしまった。
「お生理みたいなものだからァ、しちゃうの、仕方ないんじゃない、オナニィ………??」
さらに、千夏は続ける。
「ましてェ、香織ィ、綺麗だしィ、オッパイ、大っきいから………、そのォ、男の子達にィ、綺麗な娘、自慰(さ)れちゃうの常識ィ………」
「綺麗な娘、自慰(さ)れちゃうの常識ィッ??」
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