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4章:新生活、三。 (11/11)

彼女は続ける。

「判っちゃう人がたまーにいるんだなぁ。あー、あたし副業で占いとかしてるんだけどねー。」

占いなんて信じてなかったけど、彼女の話は聞いてみたいと思った。
なにより、頭の中を覗かれてるようで、

「うーん、気味悪がらなくていいよー。あたしが判るのは、あたしに関係がありそうなこととか、あなたが見せていいって思ってることだけだからー。」

…少し怖かったけど、信じることにした。信じざるを得ない。というか、俺がどうこうできることなんかなさそうだ。

彼女は、(うんうん)と頷くと、首にかかったタオルを外してくれた。

「宣材も撮るんだよねー?もっかい待ち合いに座って待っててねー。で、コレはあたしの名刺。」

ネイルアートが毒々しい指でつままれた名刺には、店の名前と一緒に、赤井絵子、と書いてあった。
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赤い石の話。 ©著者:至音

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