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7章:灯火 (1/18)

7章:灯火

チサちゃんの話を聞いて、私は自分の家族のことを思い出していた。


私は
パパとママの三人家族だった。

パパは商社マン。

ママは、小さいけれど自分のお店を持っていて、二人とも毎日忙しく働いていた。

そのおかげで私は何不自由なく育った。


欲しい玩具や絵本はなんでも買ってもらえたし、たいていのワガママは聞いてもらえた。


だけど、一緒にいて欲しい…というお願いだけはいつも叶えてくれなかった。


パパもママも、私を愛してなんかいないんだ…私は邪魔な子なんだ…


私はいつからかそんな風に思うようになっていた。




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ずっとそばにいる ©著者:なち

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