夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
6章:真実
(5/5)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
―どうして?何かイタズラでもしたの?―
私は軽い気持ちで聞いた。
―チサが悪い子だから、ママ怒るの。
ママ、チサなんか産まなきゃよかったって言うの。 チサ、いもーとのゴハン内緒で食べちゃったから……―
女の子はチサというらしい。
私にはわけがわからなかった。
いもーとのゴハン内緒で食べちゃった?
それくらいで怒る親なんているの?
―ママごめんなさいごめんなさい…ごめんなさいっていっぱい謝るんだ。
でもママはまだチサに怒ってるみたい…
だからチサ…ママの顔…思い出せないの。―
女の子は大きな目に涙を一杯溜めていた。
よく見ると女の子の腕や足は枯れ枝みたいに細くて、誰かに殴られたような痣や煙草を押し付けられたよーな跡がたくさんついていた。
―……
私はそれが何を意味しているのか、わかってしまった……。
軽い気持ちで聞いたことを後悔した
私はチサちゃんを抱き締めた。
―つらかったね。ママの顔思い出せたらいいね…―
きっと…いや、間違いなくチサちゃんは母親の虐待によって死んだんだろう。
たしか、何ヵ月か前に、この近所で起こった児童虐待死のニュースを見た記憶があった…。
母親に虐待されても
こんな風にされても…
ママのことまだ好きなの?チサちゃん…
チサちゃんは母親の顔を忘れてしまったけど、いつかママが迎えにきてくれると信じていた…
だけど
私はわかっていた。
チサの母親がチサを迎えにくることなんて永遠にないってことを…
だけど言えなかった。
チサちゃんは今日も待ち続けている。
大好きなママが自分を迎えにきてくれるのを。
<前へ
40 /111
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
ずっとそばにいる ©著者:なち
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.