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4章:お客様の死、そしてもらった1番のプレゼント (1/1)

4章:お客様の死、そしてもらった1番のプレゼント

No.1でいる事が当たり前になり、お客様も増えて、18歳にして店の運営Staffまで登り詰めて、きっと俺は天狗になっていた。 



と、知らない番号からの電話が鳴った。 


「もしもし○○の夫です」

1番最初に寝て連絡が取れなくなった人の旦那さんだった。 

その○○さんは実は重い心臓の病気を持っていて、助からないと言われていたらしいのだ‥


旦那さんが最期に好きに遊びなさい 

と言って○○さんを遊びに出したとゆうのだ‥


俺はサーッと寒気がした‥


「うちの家内に最期にいい夢を見せていただいて本当にありがとう‥
健次さんのお話は家内から聞いていました。
若い頃の私にそっくりで、性格も似てると聞いていました」


俺は電話越しにめちゃくちゃ泣いた‥

その電話をもらった時に、
あの人は死んだんだ‥

って理解が出来たからだ‥


俺は旦那さんに呼ばれ、葬式に参列した。 


涙が止まらなかった‥


そして旦那さんは俺に一つの手紙を手渡した‥
○○さんが最期に旦那さんに書いた手紙だ

「お父さん、あなたに2回も恋をする事が出来たわ。本当にありがとう。最期までわがままでごめんね。」 

旦那さんは2回目は俺の事だと言った‥

手紙の1番下に
「健次君に渡してください」
と書いてあり、旦那さんに聞くと、 

旦那さんが違う部屋から持ってきてくれた‥


俺のサイズで仕立てられた、 
ルナ・マティーノ 

のスーツだった。 


俺はずっと涙が止まらなかった‥


スーツを抱きしめずっと泣き続けた‥


俺はこの時に○○さんに誓ったんだ。 

「俺はずっとNo.1でいる!」

俺の初めてのお客様は俺に最高のプレゼントをくれた‥

そして俺は何年たってもこの人を忘れる事はない。
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ホストとして生きる理由 ©著者:若林健次

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