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19章:空っぽ (5/5)


シャブで捕まっていたリクはしばらく前に出所してきていた。


出所したその足で私の家に来た。
札幌の空港で買ったロイズのチョコレートを持って。


リクももう若くない。


シャブの前科のある人間がどうやってこれから生きていくのか…私は興味があった。


しばらくは実家にいて、私の出勤時に車で送ってくれたりと何かと世話を焼いてくれたけれど、そのうちにみつけた仕事が軌道に乗り、彼女ができたとかで彼女の住む下町に引っ越していった。


リクの幸せを願っていた。


けれど、私は知っていた。








リクが今もシャブをやっている事を。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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