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19章:空っぽ (2/5)


ELLEを辞めた…といってもDCから足を洗うわけじゃない。
プロ意識の欠如したシャブ中風俗嬢に他に行き先はないのだから。


次にお世話になったDC事務所は中〜高額の企画ばかりの事務所だった。


容姿のレベルからいえば、私には少し背伸びした事務所だったが、身長と雰囲気で採用してもらえたようだった。


小さなワンルームマンションに女の子は私を入れて3人。


事務所の名前はヴィオラ。
(事務所名は全て仮名にしてあります)


少人数の女の子で切り盛りしているだけあって時間にはうるさい。
時間にルーズになっていた私は、初日から叱られる有り様だった。
それでも雇ってくれたヴィオラには恩を感じた。


ELLEで当たり前のようにやらかしていた無断欠勤なんて絶対にできなかった。


思えば、こうして叱られたり、縛られたりする事で何とか社会の片隅との繋がりを保たせてもらっていたのかも知れない。


ラフな服装は禁止。
女らしい上品な格好でと言われていた。
初日に履いていった派手な色使いのパンプスにもダメ出しをされた。


暇な事務所。
お茶をひく事は滅多になかったけれど、忙しい事もほとんどなかった。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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