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18章:潮時 (6/6)


そして、自分の引き出しの中から荷物を全て取り出すと、事務所を飛び出していった。




「マミさん、すごい…」
「やったね」


事務所に残っていた女の子達は、私の怒りように少し驚いていたようだった。


……やっちゃったな…


私は一気に別のモヤモヤした灰色の気分に占領された。


一部始終を見ていなかった電話番さんには、私から説明した。


「オーナーにはこれで……何もなかった事にしましょう」


電話番さんは口に人差し指をあてながら、苦笑いをしていた。


…あんたたちが事なかれ主義なのが一番ムカつくんだけど。


怒りのスイッチが入ったまま、私は頭を下げて謝った。




でももう、ここにはいられない…


きっと長く居すぎたんだ。


私はひっそりとELLEを辞めた。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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