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17章:治癒 (7/7)


女は売人に厭われがちだ。
全く信用がない。
お前にはもう売らない…なんて言われてしまったら、シャブ中の私はしばらくの間、塗炭の苦しみを味わう事になる。
見知らぬ外国人から買うなんてゴメンだった。


タクシーの運転手に聞かれたくないなぁ…と思いながら、
「男にボコられたから、顔…ひどいんだよね…」
と小声で言った。


中井くんは腑に落ちなそうな口調ながらも、
「なるほどね…」
と理解を示してくれた。


「だけど絶対に代理はダメだからな…色々と気をつけてな」

「わかってる。また電話するね」


電話を切り、茶色の封筒をポケットの中で握りしめる。


家に帰ったら、鏡を覆った布を外さなきゃな…。
だって私には守り続けなくちゃいけないものがある。


猫と…それから薬の上に成り立つ自分の暮らし。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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