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18章:潮時 (5/6)


「あなたにはわかりませんよ!そういう場所じゃ私程度の女は稼げないんです!」
唾を飛ばしながら彼女はそう言った…


彼女は自分自身を良くわかっていた。
ある意味利口な子だった。


けれど、ここではこれ以上絶対にやらせない。
この狭い世界でしか通用しない妙な正義感と、自分の損得がないまぜになり、私は彼女を責め続けた。


「私達は病気にはなりたくないし、あなたと同じコップを使うのもイヤ。わかるでしょ?今と同じ事を続けるつもりなら、あなたの居場所はここにはないよ…」


彼女がいたたまれない気持ちになれば良いと、本気で思う私の言葉は、後で思い返してもひどい言葉だった。


彼女はとうとう泣き出した。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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