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15章:氷の言葉 (2/5)


それからの私達は、今までと変わらず付き合いを続けたけれど、私は時々及川くんの氷のような言葉に傷つけられるようになった。



「風俗やってるんだから負い目を感じなよ」

「俺ら対等じゃないんだからさ…」

思い通りにいかないときに、決まって及川くんは言った。


その度に歩み寄れない何かが、私達の間に横たわっているのを感じた。


風俗やってるような君と、薬やってるようなそんな君と付き合ってあげているんだから…だからもっと俺を大切にして。


及川くんはそう思っている。


…わかる、気持ちはわかるよ。
だけどね、つらいの…


愛情はペリペリと剥がれ落ち、形を変えていく。


私は少しずつ及川くんを好きじゃなくなっていった。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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