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12章:精神的依存 (2/4)


前の事務所の摘発以来、しばらく平穏な日々が続いていた渋谷に、また嵐が吹き荒れた。
ガサ入れがあった。



渋谷のDCにはブックという小冊子が存在した。
ホテル街の公衆電話ボックスの中に積んであり、加盟しているDC業者の広告と電話番号が載っている。



これを作っているのはある組織だった。
DC業者はその組織にブック作成の代金を支払う。
…つまり、ブックは組織の資金源となっていたのだ。



警察はそこを根絶したかったのかブックに加盟する業者を一斉に摘発した。



私はその日たまたま早めに帰宅の途についた。
いつもなら事務所でゆっくり河野さんとお話してから帰宅する。
何の予兆があったわけでもない。
たまたま。



私が事務所を後にした直後…事務所内に警察が踏み込み河野さんは逮捕された。



事務所の借り主は河野さんだった。
河野さんはオーナーの身代わりとなった。
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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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