ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

9章:居場所 (9/9)


それと前後するように、ナナちゃんがシャブで逮捕された…



様子のおかしいナナちゃんを心配したご両親が、よりによって警察に相談してしまったのだ。



「知ってしまった以上、見過ごす事はできない」
そう言われ、ご両親はナナちゃんを警察に引き渡した。



初犯だし、保護観察つきの執行猶予で出てこれたけれど、ナナちゃんには大きな大きな足枷がついた。



判決後、出てきたナナちゃんは少しふっくらしていた。



「親の様子は何か変だし、部屋の窓からは知らない車が見えるし…荷物まとめて家を出ようとしたら1階の和室から出てきた私服のお巡りに囲まれてさぁ…お巡り、ずっと隠れてたんだって」


私の目を見ずに、笑いながら逮捕の時のことを話すナナちゃんは少し疲れてるように見えた。



私を見れば薬を思いだし、私と話せば薬を思いだす。
私という存在はナナちゃんの気持ちを揺さぶってしまう。



この先、会わない事でしか、ナナちゃんを助けてあげられない自分が不甲斐なかった。

70 /293

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

その先にあるもの。 ©著者:mimi

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.