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8章:解放 (8/8)


約束の日、和泉くんは私の引っ越しを手伝ってくれた後、神奈川の実家に帰った。
次に会う約束はしなかった。
笑って普通の友達みたいなサヨナラをした。


和泉くんが飼いたいと言って友達から譲ってもらった3才の猫は、和泉くんの実家では飼えないから、という理由で私が引き取った。


約4年ぶりの一人暮らし。


誰かに縛られる事に慣れた私にとって、それは寂しくて寂しくて、見渡す限り自由だった。


部屋のベランダからは首都高速4号線が目の前に見える。
自分とは全く無関係な車や人の流れを見ていると、世界でたった一人置き去りにされてるような気分になった。


忙しく生きる事で、余計な事を考えずに済むのは、AVに復帰した時の経験でわかっていた。



…働こう。
寂しさなんて感じる暇がない程。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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