ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

8章:解放 (3/8)


ある日の朝、家主と些細な事で口喧嘩になった。
原因はシャブ中によくある勘繰り。
言ったとか言わないとか、どうでもイイ事でケンカになる。


それまでも時々ケンカをしたけれど、適当な所で仲直りをした。
…だって私には打ってくれる人が必要だったから。


この日のケンカは少し違った。


家主に向かって、機関銃のように意地悪な言葉を投げつけると、私の顔スレスレのところに、シャブ入りの注射器が飛んできた。
打つ為に準備していた注射器を、私に向かって投げたのだ。


注射器はそのまま部屋の襖に突き刺さった。


自分の気持ちが急激に冷えたのがわかった。


もう、ここには居られない。


「今までありがと」


そのまま、彼の顔も見ずに荷物をまとめて、その家を出た。

56 /293

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

その先にあるもの。 ©著者:mimi

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.