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6章:体質 (3/8)


この妄想が私にとっては一番キツかった。



できれば思い出したくない、深い所にしまってあった記憶ばかり、繰り返し何度も何度も頭に思い浮かべてしまう。



一人だけ仲間に入れてもらえなかった誕生会の思い出や、期待されていたのに途中で投げ出してしまった部活…顧問の先生は卒業まで一言も口をきいてくれなかった。
あぁ…ダメだ、これ以上考えちゃ。
思考の波に呑みこまれそうだった。



目をギュッと瞑って、それらを頭の角に追いやっても、今度は別の悪い想像が切れ目なく浮かぶ。
もの凄い速さで、スライドショーは進む。



ごめんなさい…ごめんなさい…私が悪かったから…
誰に言うわけでもなく、呟き続けた。
ただひたすら、薬が抜けるのを待つしかない。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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