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7章:おもちゃ
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…視界の砂嵐が消え去ったのは、拓実が私のお腹の上の精子をティッシュで拭き取っている時だった。
セックスの余韻でビクビクと痙攣する体を慌ててシーツで隠した。
「無理矢理やってゴメンね…」
私の顔色を伺うように謝る拓実は、さっきなし崩しにセックスしたヤツには、とても思えなかった。
「謝らないでよ」
謝られても何て答えたらイイかわからない。
「でもマミちゃんずっと泣いてたから、悪いことしたなって思って。」
私は、気持ち良すぎて涙が出たなんて、口がさけても言えないと思った。
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