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2章:最初の一歩 (7/8)


私は学校帰りにバイトを始めた。
そのバイトというのが、歌舞伎町のキャバの事務兼雑用係。
気が滅入るような仕事内容だった。



キャストの給料の受け取り領収書の改ざんだ。
実際は30%もの厚生費を天引きしていながら、天引きされてない書類をひたすら作る。



面接を終えたばかりの新人キャストを各店舗に案内するのも私の役目だった。
時給4000円の文字に目を輝かせている罠にはまった彼女達は、強面の会長から手渡しで日払いをもらう時に実質時給1400円でしかないことを知る。
私は全てを知りながら、何も知らない顔で彼女達を送り届けなければならない。


仕事とはいえ、誰かを騙すのは心が痛んだ。



バイトも。
お金がない事も。
うんざりする材料が、私の回りには溢れていた。

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その先にあるもの。 ©著者:mimi

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