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1章:地獄の入口 (2/40)

力を込めてドアノブを一気に引くと、一瞬異様な重さを感じたが、意外にもドアは開いた。


しかし、そこには信じられない光景があった。


思わず、崩れ落ちるようにその場にしゃがみ込んでしまった。



「な、なんでこんなことを…」


わたしの視界には、ドアノブに縛りつけたロープからダラリとぶら下がった、土のように変色した娘の形相があった。


ボサボサに伸びたツヤのない髪。そして、異常なまでに肥大した顔と身体。


わたしの記憶に残っていた娘の姿とはあまりにも大きくかけ離れていた。


これが、あの、色白で綺麗だった娘だとは信じたくなかった。


しかも、部屋の中は、床一面に空のペットボトルやお菓子の袋。そして弁当の容器が散乱していて、足の踏み場もなかった。


元々、潔癖症レペルの綺麗好きだった娘の部屋だとは到底思えなかった。


あまりのショックに、まるで眼球を握りつぶされたように、視界がいびつにグニャリとゆがんだ。

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自殺した娘のスマホに届いた異常なLINE ©著者:森野くま

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