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6章:霧 (1/45)

6章:霧

俊が遠くから梨沙を見送った事は優子には言わなかった。
例えこのまま、何事も無かったように終わってしまっても、最後に姿を見せてくれただけで嬉しかったのだ。


島まで来るには交通費も馬鹿にならなかった。
長い休みが無ければ到底不可能だ。


また変わらない毎日、朝起きて会社に行き、明美と隣の席で一日中パソコンに付き合い書類整理をしくだらない話をして週末は彼女と買い物や外食を楽しむ。


しかし、ふと、電線ばかりの狭い空や、風に揺れる木々を眺めるとあの潮風を思い出す...



彼は何をしているのだろうと、切なくなるのだ。
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闇に包まれし屋敷 ©著者:REN

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