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3章:王子の仕事
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3章:王子の仕事
ノヴァールの部屋から戻ったオルフェスに待っていたのは、書類の山。
二人にはそれぞれ違う役割の仕事がある。
オルフェスは基本的には城内にて仕事をする。
「少し席を外していただけなのに、こんな山に……。はぁー。」
こう呟き席に座る。
やっと自室に戻ってきたオルフェスを待っていたかの様に部屋に人が集まりだす。
「王子、こちらにサインを下さい。」
「王子、こちらの案件なんですが目を通して下さい。」
「王子、明日の予定の確認をしたいのですが……」
我先にと色々言ってくる。
『こんな感じで夜には街に行けるかな……。』
一人思うオルフェス。
「皆、わかった!落ち着いて。私は今日の分もきっちり仕事は終わらすよ。明日の予定もすぐに確認し伝えるから。」
そう言い、彼は一人机に向かい始めた。
『あっ、そうだ。ノヴァールからの報告書を見るのを忘れていたな。』
オルフェス王子の仕事は書面、外交などの分野を任されている。
この国で言う表と言う立場にある。
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白と黒の王子 ©著者:ティピぃ
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