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9章:消防団
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タクシーを青木と二人で降りて、班長達に別れを告げる。
俺「お疲れっす」
班長「お疲れ」
俺と青木は、自宅前で、
各々家路に着いた。
青木「じゃあな」
俺「またなぁ」
青木は、隣の自宅へと入っていった。
俺は、それを見送って
自宅の玄関の扉を開けた。
俺「たっだいまあぁぁ」
大声で叫ぶ様に、家の中に入って、台所で水を1杯飲んで、寝室に向かった。
寝室に入ると奈緒が起きていた。
奈緒「おかえり」
俺「あれ起きてたの?」
奈緒「あんなおっきい声だもん起きるでしょ」
俺「んだわな(笑)悪い悪い」
奈緒「隣で寝るんでしょ」
俺「勿論」
そんなやり取りをして、俺は、いつの間にか寝ていた。
朝起きると奈緒は、機嫌がいい。
奈緒「おはよ。勇ちゃん」
俺「おはようさん」
奈緒「へへへ」
俺「何だよ?」
奈緒「昨日の話覚えてる?」
俺「さぁ何の事?」
奈緒「勇ちゃん、酔っぱらうと好きの連呼なんだよ」
俺「知らん。俺は、何も知らん」
奈緒「酔ってる時って本音が出るって、言うじゃん。結構嬉しいよ」
俺「覚えてねえし」
奈緒「たまに言われると良いよね(笑)」
俺「幸せなお方だ」
奈緒「イェイ」
俺は、毛布を被って
2度寝をした。
月に1度の消防団の飲み会。
毎回、次の日妻は、機嫌がいい。
普通なら飲み会と言えば
妻は、嫌な顔になるもんだ。
酔っぱらった勢いで、
妻に愛を語っていた痛い男が存在したと知った。
2018年11月11日の早朝の出来事。
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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ
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