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7章:10月蓮君day
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進行方向に逆らって、逆走してくるおばちゃん。
何で、こんな混み合ってるのに逆走なんかすんだ、こらぁと俺は、思っていた。
スーパーの作りを見てみろと、先ずは、野菜から始まって、海鮮そして肉類と選んでくのが定石だろ、逆走すると、肉や魚の上に重い野菜が乗って、潰れるだろ素人がと俺は、思っていた。
そして、そのおばちゃんは、商品選びに夢中で、カートを無下に扱う。
俺は、右足をカートの上に乗せて、万全の態勢で乗り切った。
俺「あぶねえ」
俺は、さんまと鰹をかごに入れた。
そして、カートを押す。
若菜「シャカシャカうるさい(笑)」
俺「お前もいちいちうるさい」
そして、会計を済まして自宅に戻った。
自宅に到着すると、俺は、鰹を取り出して、
外に向かった。
畑に山になっている藁に火を着けた。
網の上に鰹を乗せて、
藁焼きにしていく。
蓮「魚燃やしてんのか」
俺「ああ表面だけな」
こんがり表面が、焼き上がったので、氷水で冷やしてカットしていった。
生姜とニンニク、玉ねぎをスライスして、盛り付けていく。
仕上げに大葉を、細かく刻んで、ポン酢で味付けをして、テーブルに置いた。
奈緒は、サラダと味噌汁を作り、サンマを焼いていた。
そして皆で、食卓を囲んだ。
婆ちゃんとお母さんもビールを飲んでいく。
若菜が来てから毎日が、宴会だった。
10月の蓮君dayは、色々と有りすぎた日だった。
青く腫れ上がった左足の
小指と、
片方無くなったビーサン
の残骸が、約束は、忘れるなと思わせた。
2018年10月28日の
蓮君dayでの出来事。
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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ
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