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6章:妻の友人
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その日の夜は、俺と蓮が一緒に寝て、奈緒と若菜は、二人で寝ていた。
アラームが鳴って、俺は深夜3時に目を覚ました。
俺は、布団を出て作業着に着替える。
蓮の寝相を整えて、布団を掛け直した。
俺は、台所に行って、
味噌汁を温めて、ご飯を茶碗に盛った。
白菜のお新香と韓国海苔で、朝食を済ました。
弁当を持って、奈緒の部屋の前を通ると、奈緒のすすり泣く声が聞こえる。
そして励ます若菜の声。
俺は、車に乗って会社に向けてハンドルを握った。
車中で、ずっと思っていた。
奈緒は、泣いていた。
若菜の前だから泣けたのだろう。
夫の俺にも話せない事でも友人になら話せる。
近くまで来たからと、言っていたが、きっと
若菜は、俺達の為に都内からやって来てくれたのだろう。
話し相手になる為にと、
若菜は、笑っていたが、
今の俺達には、有り難い事だった。
妻の友人の暖かさに、触れた。
2018年10月22日の
出来事。
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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ
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