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10章:失恋
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12月になり俺は、誕生日を迎えていた。
12月3日今日で、14歳になる。
俺は、大好きなあの人に想いを伝えようと決めた。
会うのは、夕方からだったので目一杯お洒落をして、その時間を待った。
そして、待ち合わせの場所に30分前に到着する。
午後5時には、玲と会う予定だったが、玲は、いつも俺を待たせた。
だけど俺は、苦にならなかった。
大好きな人に会える。
待つのもデートの一部と、玲をいつも待っていた。
そして、時計の針が6時を指していた。
ポケベルが鳴る。
「イマイク レイ」
それを見てもうすぐ会えると心を弾ませた。
玲は、予定より1時間30分遅れて到着した。
玲「ごめん。待ったよね?」
俺「俺も遅刻して、さっき来たところ」
いつもの様に、遅刻したと頭を掻く俺。
玲「あぁ良かった」
俺「じゃあ行こうか?」
そして、玲は、ハンドルを握る。
俺は、いつもの定位置、助手席に座る。
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wild flower ©著者:ダディ
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