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10章:失恋 (3/6)

海の見えるレストランに、入りシーフード料理に舌鼓。

玲「あっこれ!誕生日プレゼント」

俺「ありがとう」

玲から貰ったのは、GUCCIのサングラス。

玲「掛けてみてよ」

俺「あいよ」

玲「似合う、似合う、カッコいいよ」

俺「ありがとね」

そして、キャバクラの話、大学の話を、している玲を、見ていた。

玲「もう出よっか」

俺「うん」

レストランを出て、駐車場へ歩き出す俺と玲。

俺「海少し歩かない?」

玲「いいよ」

腕を組んで、歩く俺達。

星がキラキラ輝いている

玲「寒いね。勇ちゃん」

俺「確かに」

玲「戻ろっか?」

俺「ちょっといい?」

玲「何?」

俺「俺は、玲が大好きです。もう子供扱いせず、俺を、男として見てくれないか。付き合ってください。」

玲「どうしたの?いきなり」

俺「好きです」

玲「私も勇ちゃん、好きだよ」

俺「じゃあ」

玲「でも君は、まだ若い」

俺「理由になってないよ」

玲「ん〜じゃあ1週間時間、頂戴」

俺「分かった」

そして、車に戻る。
帰り道、お互い無言のまま待ち合わせた場所迄、車を走らせた。

玲「勇ちゃん。誕生日おめでとう」

そう言って玲は、俺にキスをした。

コーヒーの苦味が残る。
俺のファーストキスだった。

玲「じゃあ1週間後ね」

そして、手を振って、玲を見送った。
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wild flower ©著者:ダディ

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