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9章:義務教育 (8/8)

先生達に、取り押さえられたまま、校長室に連行された。

校長が別室で、中嶋から話を聞いていた。
校長が戻って来て俺に語り出した。

校長「中嶋先生から話は、聞いた。川田謝るんだ」

俺「何で俺が謝んねえといけねーんだ」

校長「中嶋先生は、お前の事を思って言ったんだ」

俺「先公なら何言っても良いのかよ」

校長「謝れえ!!」

俺「うっせえ、所詮、馴れ合いで、てめえの身守りてぇだけじゃねぇか」

島「川田、落ち着けや」

俺「おめえは、黙ってろ」

島「貴様」

俺を殴る、バスケ顧問の島。

俺「何すんだ、てめえ」

島「馬鹿野郎、黙れ」

そして島は、校長に話始める。

島「校長、川田が謝る必要は、無いと思います」

校長「何でだね?」

島「私は、話をしているのを隣で、聞いていました」

校長「それで」

島「私が、川田の立場で同じ事を言われたら、殴ったでしょう」

校長「何を言ってるんだ君は」

島「こいつの親は、ここで、一緒にたばこを吸っていた親父一人と言うことです。親父代わり等口が裂けても言っては、いけない」

校長「しかし殴ったんですよ」

島「それについては、私が謝罪します」

頭を下げる島。

島「おう、川田帰っていいぞ!又、気が向いたら学校来いや」

俺「…」

俺は、無言で頭を下げた。
あの根性論しか、語らなかった島に、感謝した。

義務教育という鎖。
誰もが経験する、義務教育。
教師は、絶対的に正義。
悪い生徒は、理由も聞かず悪になる。
それが、この時代の学校だった。
学校には、嫌な先生も居たりするが、恩師と呼べる先生も居たと思う。
そして、何より早くこの鎖を外して、自由になりたいと思っていた。


義務教育に嫌気がさしていたが、島と美和のお陰で学校も良いなと思った。

中2のある日の出来事。
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wild flower ©著者:ダディ

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