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9章:義務教育
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玲とは、仕事終わり毎晩の様に電話で話をしていた。
その日も明け方頃迄、話をして寝落ちしていた。
すると、昼頃インターホンが鳴る。
玄関を、開けると担任の中嶋が立っていた。
中嶋「久し振りだな、川田」
俺「何か用か?」
中嶋「何か用かじゃないだろ、何故学校に来ない」
俺「行く意味がねえからだ」
中嶋「それを、見付けるのも学校だ」
俺「熱でもあんのか?」
中嶋「来てみろ、皆待ってるぞ」
俺「その内な」
中嶋「お兄さんは、帰りは、まだか?」
俺「まだだよ。兄貴に話すんのかよ」
中嶋「勿論だ。現状を理解して貰わないとな」
俺「分かったよ。来週の頭から行くよ」
中嶋「絶対にだぞ。先生と約束だ」
小指を出して、こちらを見る担任。
俺「じゃあな」
そう言って、玄関を閉めた。
兄貴に、学校行ってないのがバレるのは、ダルいので来週から登校する事になった。
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