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2章:星になったおかん (6/6)

おかんの葬儀を終え、納骨式を終えた時、おとんは、俺と兄貴にこう言った。

父「おっかぁ死んじまって、お前らにゃ苦労かけるな」

黙って俺と兄貴は、聞いていた。

父「信也、勇次、丈夫な嫁さん貰えよ」

兄「おとん後悔してんのか?おかんと結婚して」

父「全然してねえよ」

兄「そうか」

父「きっと空から見てんだろうよ、俺達の事をよ」

兄「そんな子供騙しが通じる歳じゃねえよ。おとん」

そう言って兄貴は、鼻で笑った。

俺は、空を見上げた。

星が輝き月が綺麗に見えた。

この日から何か悩み事や考え事があると、習慣のように、おかんの居る空を見上げた。

星になったおかんにいつも話し掛けていたのかも知れない。


小学6年生の夏だった。
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wild flower ©著者:ダディ

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