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2章:星になったおかん
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おかんの葬儀を終え、納骨式を終えた時、おとんは、俺と兄貴にこう言った。
父「おっかぁ死んじまって、お前らにゃ苦労かけるな」
黙って俺と兄貴は、聞いていた。
父「信也、勇次、丈夫な嫁さん貰えよ」
兄「おとん後悔してんのか?おかんと結婚して」
父「全然してねえよ」
兄「そうか」
父「きっと空から見てんだろうよ、俺達の事をよ」
兄「そんな子供騙しが通じる歳じゃねえよ。おとん」
そう言って兄貴は、鼻で笑った。
俺は、空を見上げた。
星が輝き月が綺麗に見えた。
この日から何か悩み事や考え事があると、習慣のように、おかんの居る空を見上げた。
星になったおかんにいつも話し掛けていたのかも知れない。
小学6年生の夏だった。
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