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6章:6殺「私の目的」 (2/6)

「私は、彰仁君たちは知らないだろうが、私が愛した颯に「旅に出る」って言ってこの世界に帰る約束をした。でも、颯は謎の死を遂げた。私は、異世界で悪役する人間たちを始末してきた────しかし、その人間たちは操り術師の私でさえ歯が立たないくらいの強者だった。そして、その強者たちは殺人能力者を囮にとるために、23年前と同じように次元の歪みを作り出し、無関係の人間を虐殺した。」

と疾風は、彰仁たちに言う。

「颯先輩はお前にそんな話をしたことは話さなかった。だったらお前の目的はなんなんだよ?オレには理解できない。それにお前からは殺気が伝わらない!」

と理王は疾風に言った。もし、殺気が伝わるならそれこそ、既に戦闘が始まる。しかし、疾風は死体を操る気配もない。

「確かに殺気が伝わらないですね。じゃあ疾風は、おれたちの力になることを影でやってるってことですよね?疾風一人でその強者に挑むなんて、いくら不老不死でも限界が来ると思います。その異世界の強者はもしかしたら、おれたちが過去に関わった人物も異世界にいてそいつらが暗躍するために陰ながら疾風が助けてくれてるって解釈であってますか?」

と理王の次に未叉樹が疾風に問う。疾風は頷きこう言った。
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殺人ゲームU ©著者:霞夜穢月

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