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9章:初めての彼氏は客引きだった。 (2/5)

客引きにも種類がある。



自分が働いてる店の前に立って呼び込みしてる客引き。


私が付き合ったのはボッタクリバーの客引き。
ある意味、とても最低な部類だ。



あの有名ミュージシャン(グループ)のボーカルも引っかかっていた。


6万ぼられたらしい。


恥ずかしげもなく警察に行って6万取り戻したらしく
「せこい奴」と客引き連中に笑われてた。


日本を代表するミュージシャンなのに。



ボッタクリバーはほとんどヤクザの資金源だと思う。


経営者がカタギでもみかじめ料は払ってるはず。



彼氏のいーちゃんの店は、
例えば5千円で客を店に入れたらそれは客引きのもの。


真っ暗な店内で女の人たちが性的サービスをして、追加追加でお金を取る。



女の人たちはぼったくったお金の半分をもらう。


10%は引いてきた客引きにバック。


残りは経営者。


例えばいーちゃんが5千円で入れる。
5千円はいーちゃんの物。


中で2万ぼると、いーちゃんに2千円バックって感じ。


女の人は半分の1万円。


やり手の女たちは財布の中、全額取る人もいるらしい。


中には家族の悩みや仕事の悩みを話しだして、
泣きながら話しを聞いてもらうだけの為に、
お金を自分から出す人もいるという。



日本って良い国なのに。
こんな所にすきま風が吹いてる。


ヤクザのオーさんの本命彼女、
蘭さんが一度、故郷の青森の話しをしながら感極まって泣いていた。


少し酔っていた。


津軽民謡を歌っていた。
すごい上手で高音を軽々と歌う。


泣いてるのか歌ってるのか私はわからなかった。



蘭さんの両親は娘が大金持ちのヤクザの愛人になって喜んでたらしい。


娘が貧乏しなくてすむからと。


その両親もオーさんからお金を借りていた。


なんだか切なくて蘭さんの津軽民謡は今でも耳に残ってる。











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悪口を大声で。 ©著者:メイズ

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