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9章:初めての彼氏は客引きだった。 (3/5)

いーちゃんと同棲することにした。


二人でお金を貯めようと約束した。


いーちゃんは1歳の時に父親が蒸発した。


2歳の時に母親に捨てられて親戚の家に引き取られた。



いーちゃんは可愛がられなかった。


申し訳ないけどわかる。
いーちゃんがあまり可愛い子供じゃなかった事が。



大人になってもちょっと空気が読めてない感じが否めなかった。


例えば周りの人をすごくチラチラみる。
本人は全く気がついてない。


それは他人をみてるつもりはなく、自分がどう見られてるかを気にしてるから。


喫茶店で面白い話をして笑ってると、いーちゃんも笑いながらチラチラ隣の席をみる。


隣の人はいーちゃんの話しなんて聞いてないのに。
自意識過剰すぎる。


たまたま入った焼き鳥屋で偶然、近所の犬のお散歩仲間に会ったことがある。


お互い挨拶して食べて、帰り際に挨拶してそれで終わり。

いーちゃんにはそれができない。


食べ終わっても帰ろうとしない。

チラチラチラチラそっちを見る。


帰ろうよって言うと、まだ居ると言ってきかない。



あくまで犬のお散歩仲間だ、
相手もそれ以上の関係は望んでいない。
それがいーちゃんにはわからないのだ。


ちょっと話しかけられたら嬉しくて嬉しくてソワソワしてる。


チラチラ見られる方は嫌だろうな。











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悪口を大声で。 ©著者:メイズ

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