あきな、20歳。
職業、風俗時々キャバ嬢。

今日は高校の同級生のユキと飲みにきた。2人ともお酒は強い。ただ酔っ払うと厄介である。
ユキもまた風俗嬢。
飲み始めたのは24時すぎ。
BARで大好きなテキーラを飲んで2人ともほろ酔いだった。
ふとわたしはここに一軒ホストがあることを思い出したが、2人ともホストに行ったことはなかった。
ノリのいいユキは

「行ってみよーよ！つまんなかったら出ればいいし♩」

と、既に楽しそう。初回が安いことは知っていたので、行ってみることになった。


駅から少し離れた裏路地にある急な階段を登ると、ドアの外にも漏れている男女の楽しそうな笑い声。わたしたちは躊躇いもなくそのドアを開いた–––––…。