10章:クソ勇者 (2/29)

魔王プーティンと魔王コカインが絶命した同じ頃…
　
　
南の国アマゾーンでは国王シルベ・スタスタローンが血塗れで床に這い蹲っていた。
　
　
シルベ・スタスタローン｢アポロ…
　
　
ドラコ…
　
　
クレバー…
　
　
俺の大事な息子達をよくも…｣
　
　
勇者ロキ｢は？
　
　
先に仕掛けたのはそっちだろ？
　
　
俺は勇者だぞ。
　
　
お前等みたいなゴミを救ってやる勇者ロキだ。
　
　
それをたかが神父を殺されたぐらいで騒ぎやがって…
　
　
一人二人死んだくらいで騒ぐな。｣
　
　
　
シルベ・スタスタローン｢カーマイン神父は俺の大事な友人であった！
　
　
アポロ、ドラコ、クレバーもカーマイン神父を尊敬していた！
　
　
それを邪神を倒すために必要だというだけで殺すなんておかしいだろう！｣
　
　
　
勇者ロキ｢熱いなぁ…
　
　
熱すぎてウザい。
　
　
お前の息子も熱いから殺してやったけど、お前息子以上に熱いな。｣