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2章:魔王ゲス太郎の初陣 (3/46)


魔王ゲス太郎「あ〜それ分かるわ…
 
 
ちなみにそれ何て呼んでんの?」
 
 
 
アソー・タロー「色んな種類があるけど全てテッポウとよばれている。」
 
 
 
魔王ゲス太郎「あ…そうなのね…
 
 
 
それが大量にある訳ね…」
 
 
 
アソー・タロー「いやいや。
 
 
それはそんなにもうない。
 
 
殆ど壊れてるからな。
 
 
古代の技術で造られた兵器を直せる訳ない。
 
 
俺等人間は体術や剣術、魔法しか使えないんだから。
 
 
ただ他国には魔術の一種として恐れられているだけだ。
 
 
それとハッタリかましてるだけだな。
 
 
実際他国や魔王軍に攻められたら、すぐに陥落する。」
 
 
 
魔王ゲス太郎「ハッタリでよくやってんな!
 
 
すげーな!
 
 
でも内情知ってる役人達もなんでカネスキーの言いなりになるんだ?
 
 
 
クーデター起こせばいいだろ。」
 
 
 
アソー・タロー「人質をとられてるから無理なんだ。
 
 
逆らえば人質は処刑されるからな。
 
 
幸い俺は内通者の助けにより、テポドゥンから家族と逃げ出せたがな。」
 
 
 
アダマス「内通者ですか…
 
 
 
やはり少なからず政府に不満を抱いている者はいるのですね?」
 
 
 
アソー・タロー「そりゃいるさ。
 
 
じゃなきゃあの国から逃げるなんて不可能だ。
 
 
ただあいつ少し変わった奴だったな。」
 
 
 
 
アダマス「変わった?
 
 
内通者はアソーさんが知った方ではないのですか?」
 
 
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ゲス神伝説 ©著者:エコー

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