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5章:涙袋。
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わかってるよ!
こうでしょ?
ニッコリ笑って、ここ!
ある?
ないでしょ、線が。
あったら描くのよ、私も。
ないの、ないのよ、おかんには!!!!!
『・・・本当だ・・・』
リンリン、しばしのボーゼン・・・
そして爆笑。
『マジで、マジでないー!』
ケラケラケラケラ・・・
『ウーケールー!』
ウケねーよ。
虚しいわ、悲しくなったわ、なんならこの場で自害したろか?
涙袋がないから死にました、とか遺書をしたためたろか?
という、トドメ。
おかんだって、好きでこの年齢なわけじゃあないんだよ。
若返りの薬とかあったら、それ絶対に買うわ。
多少なら借金してでも買うと思う。
みぃーんな、そうなんだよ。
リフトアップ効果だとか書いてあると、それだけで欲しくなる年齢なんだよ
この年代は。
セバスママなんか、金持ってやがるもんだから1本万単位の化粧水使って、これまた1本万単位の保湿液使って、これまた1本万単位の美容液使ってやがる。
私だってね、そんだけの稼ぎがあれば
なんならお仕事辞めてなければ同じものを使って若々しくいられるんだよ
っていう脳内わちゃわちゃ状態。
・・・悲しい。
・・・虚しい。
いつからこうなった、私のお肌。
いつの間にこうなった、私。
涙袋には、若さがある。
これを読んで。
鏡で涙袋チェックをしようとしたアナタ!
その行為が、年齢を物語ります。
アナタの不安を煽りたい
そして同類を集めたい
という、悪趣味丸出しのお話しでございました。
(2017/12/03 19:26:17)
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