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2章:画鋲事件。
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それにしてもアホすぎる。
向かってきて、なんなら恥ずかしい単語だけどもタイマン張りたいとかならまだわかる。
なんなら、コッソリ私の上履きにラクガキしやがったのもコイツらだと確信してる。
でも!
でも、何故、画鋲なのか。
しかも、その青いバケツいっぱいに集めるのにいったい何日かけたんだ?
という疑問。
青いジャージに青いバケツ。
お似合いだよ、あんたら。
という、アホジャージのアホみたいな笑い声に心底呆れた秋の夕暮れ。
当然、その行為はすぐに教師の耳に入り
アホジャージ軍団はコッテリとお説教&親の呼び出し。
聞けば、バレると叱られるので自費で画鋲を買ったのだとか
ね、アホでしょ?
たかが後輩に嫌がらせをしようと、少ないお小遣いから画鋲をせっせと買い漁ってバケツに入れて
それを誰もが見える場所から降らせるとか誰が聞いてもアホな行為としかもう言えない。
気に食わない理由は、アホジャージ軍団のひとりが好きな人が私の隣に住んでいた
というだけ。
わざわざ耳に入れば嫌われるようなことを日々行っていたアホジャージ軍団。
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