突然その日はやってきた



まわりがバタバタしている



車に押し込まれるユニコ



『ドライブだよ』



…と言われ



両親やお弟子さん達を乗せた数台の車



なぜか布団や家財道具が…



何時間走ったのだろうか



ユニコ車内でグッタリ。。



途中高速でエンストする



しかも激しい雨とカミナリ



ユニコがビービー泣く為



予定を変更し、旅館へ泊まる



勘違いが基本のユニコであるが



大人達の会話で気付く…



てぇへんだ！
ただ事ではナイ！



夜逃げならぬ



昼逃げだった。。。



母が持っていた料理屋、美容室、家の権利書をだまされ、とられたようだ。



そう、住むところがなくなったのだ！



大人達はソワソワしている



しかし唯一ドッシリとしていたのは母だった



母はあっさりしていて強い



母の生まれ故郷の知り合いに、店舗付き住宅を持っている人がいる



焦る事なく、連絡し父やお弟子さん達がすぐに働けるようアッと言う間に手配



『グダグダ考えても仕方ない。なるようになるから大丈夫』



と その日から



影で頭領と呼ばれる事になる。



関東から関西に



ユニコ上陸。




つづく