8章:夢の力 (2/35)

時は遡り
　
　
凡神が転生した直後
　
　
　
その近くの星でもまた一人の者が危機に瀕していた。
　
　
その者は異形の者から必死に逃げていた。
　
　
　
？｢くそ…
　
　
此処でやられたら世界がまた消えてしまう…！
　
　
　
それに俺がやられればこの負の連鎖は止められなくなる！
　
　
捕まってたまるか！｣
　
　
　
荒廃しきった星の中
　
　
ひたすら走り逃げるその者。
　
　
　
しかし、そのすぐ後ろには異形の者が迫っていた。
　
　
　
　
異形の者｢いつまで走り回るつもりだーい？
　
　
　
ウイチロソプトル！
　
　
　
鬼ごっこは飽きてきたよ〜！｣　

　
　
ウイチロソプトルと呼ばれた者は後ろに迫る不気味な声を無視しながら逃げる。
　
　
　
異形の者｢飽きた。
　
　
　
さっきからシュブ＝ニグラスからの定期報告の催促うるさいし。
　
　
　
アウラニイス〜！
　
　
もう遊びの時間は終わりだわ〜！
　
　
　
やっちゃって〜！｣