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8章:夢の力
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異形の者がそう叫ぶと、ウイチロソプトルと呼ばれた者の前にまた別の異形の者が現れる。
ウイチロソプトル「クソ!」
方向を変えまた逃げるウイチロソプトル。
アウラニイス「姉を見るなり逃げるなんて酷いねぇ。
そう思わないかい?
トゥーサ!」
トゥーサと呼ばれた異形の者はウイチロソプトルを追うのを辞め、姿を人型に変えながら答える。
トゥーサ「姉だと言うのなら消そうとなんてしないでしょ〜!
アハハハ!
あんな出来の悪い奴がいるから私達がこんなことしなきゃならないんだけどね。」
アウラニイス「全くだね。
もう時間なんでしょ?
シュブ=ニグラスは怒ると面倒だからね。
早く消して帰ろ。」
トゥーサ「そうだね。」
アウラニイス「じゃあ私が前でトゥーサが後ろからね。」
トゥーサ「わかったよ〜。」
逃げるウイチロソプトルの前に現れるアウラニイス。
アウラニイス「もう終わり。」
ウイチロソプトル「く…クソ!」
後ろに逃げようとするもそれをトゥーサが行く手を阻む。
トゥーサ「消えて〜。」
トゥーサが手を振り上げる。
ウイチロソプトルは自分の消滅を悟り黙って立ち止まった。
しかし、その時
星が大爆発を起こす。
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