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2章:モラトリアム
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「なぁ、澪。綾哉って呼べよ。」
非常階段の数段下に片膝を立てて座った桐谷が、こっちを見上げて言ったのは、二学期が始まってすぐの事。
「なんで?いいじゃん桐谷で。だって桐谷でしょ?」
夏休み、なんだかんだ高野は忙しくて、あたしは桐谷と貢くんと暇を潰す事が少なくなかった。
「けっこう気に入ってんだよね、自分の名前。だから気に入ってる奴には名前で呼んでほしいわけ。」
自分の名前か。考えた事もなかった。
「気が向いたらね。」
ふと、あの3年の女子はなんて呼んでいるんだろうと思った。
いゃ、別に気になったわけじゃない。ふと思っただけ。
「そういえばさ、なんで高野は高野なの?」
煙草をくわえ、桐谷はポケットをまさぐる。
「だって学校で呼び間違いそうだもん。」
ライターが見つからない桐谷の頭に、高野が忘れていったライターを投げた。
「痛て。おまえってなんつーか、逆にデリカシーないな。」
「ん?なに?」
火を点けた桐谷はサンキュとライターを投げ返す。
「いや。なんてゆーの?高野の名前。」
「……圭太。」
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Addiction ©著者:結月 杏奈
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