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1章:1 (25/25)


足音がした。

母が何か喋りながら階段を下ってくる音だった。

内容は、あたしが起こしたイジメの件だ。

居心地が悪くなって下を向く。

母は携帯片手にあたしの隣に座って、タバコに火を付けた。

「お宅もわからない人ね。何度も言うけど、子供同士の事でしょ?親が入ってもどうしようもないって言ってるの。お宅自身子供の頃、少しはからかわれた経験あるでしょ?それと同じですよ。私は娘が何をしようと、されようと、一切介入しませんし責任も負うつもりはありませんよ。彼女自身の事ですから。お宅、過保護すぎるんじゃありません?」

相手はカオリの母親だ。

母が言っている事は完全に開き直りで屁理屈だ。

けれど、屁理屈もこねればこねるほど相手が折れて結局は理屈になる。

暫くして母は電話を切り、

「面倒で過保護なバカ親って嫌だね、アヤちゃん」

とあたしに微笑みかけた。
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proud ©著者:dear

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