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1章:1 (24/25)


夜更かしをしても、いつもの癖で8時前には目が覚めた。

隣で携帯を握りしめながら寝ている母を見て、この人は本当にあたしの母なのか、と自分自身、意味のわからない事を思った。

母親なのに母親じゃない、そんな感覚だった。

母を起こさぬようにそっとベッドから出て、階段を下りた。

テーブルの上には昨夜食べたピザがそのまま置かれていた。

テレビをつけて画面を眺めていた。

昼過ぎになっても母は起きてこない。

お腹が空いて、目の前にある固くなったピザをかじって食べた。

昨夜とは違って、冷たくて固くて不味かった。

祖母の手料理が恋しくなる。

あたしは母の料理を食べたことがない。

うちはおかしい。

他の人とは少し、ううん、だいぶ違うんだ、そう思った。
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proud ©著者:dear

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