ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

7章:# 7 (1/1)

7章:# 7


猫と鴨との出会いについては、誰にも伝えずに過ごすことにした。

給食でパンとミルクを持ち帰り、猫と鴨の親子に渡すことを繰り返した。

親に伝えることもなく、友達にも決して話さなかった。

誰も気づかないことを続けていくことに喜びを感じた。

そのように過ごすことで、少年は少しずつ自信をつけた。

そのように自信が溢れてくると、いつしか友達と仲良く遊べるようになっていた。

彼らも少年をイジメている訳ではなかった。

どのように接すれば良いのかを、お互いに理解できずにいただけだった。

そのような簡単なことばかりではないが、少年の数日の行動が、日増しに大きな力を育んでいるように思えた。

その力が良い方に働き始めていた。

少年は学校での出来事が徐々に楽しく思えてきた。

13 /49

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

少年日和 ©著者:香澄怜良

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.