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6章:# 6 (2/2)


(きっとボクも見守られている。まだボクには感じることが出来ない大きな存在に守られている...)


なんの根拠もない言葉が頭に浮かびあがってくる。

そんな言葉を繰り返しながら、学校での出来事を思い返す。

楽しくもないが、嫌いでもない。

そんな日々が過ぎていく。

ありがちな日々を繰り返しながら、少年は成長していることを感じ始めた。

ボクは大きな存在に守られている。

そのことに感謝できれば救われる。

そのように考えがまとまることで、少年の不安な気持ちは、わずかな安らぎを手に入れた。

猫と鴨の親子では、幸せの捉え方が全く違う。

もしかすると幸せとは、別なものかもしれない。

しかしボクは、その幸せを少しだけ分かり始めた。

これから先は、その幸せが膨らむように行動すべきだ。

その幸せを知ることができた喜びを、少年は家に着いてからも胸にとどめていた。




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少年日和 ©著者:香澄怜良

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