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6章:# 6 (1/2)

6章:# 6


もう既に辺りは暗いが、少年の後ろを流れる川には鴨の親子の存在を感じる。

それまでの風景を眺めているかのような親子が、小川に浮かんでこちらを見つめている。

少年はパンの残りを手に持ちながら、鴨の親子に視線を移す。

まるで親鴨が少年の優しさを見届けるように浮かんでいる。

残りのパンを千切りながら、少年は鴨に向けて投げ入れる。

それを追う子鴨を、親鴨は優しく見守っている。

すべてを出し尽した少年は、少しだけ首をかしげて親鴨を見つめる。

少年の胸のうちを受けとめたかのように、親鴨は軽く首を振り、緩やかな流れを昇って行く。

子鴨は親鴨を追いながら上流に向けて泳いで行く。

七羽いる子鴨のうち、二羽が羽根をバタつかせる。

そこではピシャピシャと水しぶきが立つ。

親鴨の群れからその二羽が引き離されようとしている。

その姿を少年は気になり、二羽の子鴨を見つめている。

親鴨もそれに気づき、泳ぎを止めて子鴨を見る。

それに気づいたのか、子鴨は羽根を休めて、親鴨の方へ急いで向かう。

何事もなかったかのように、鴨の親子は上流へ泳いで行く。

鴨の親子を見つめながら、少年は静かな感慨にふける。

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少年日和 ©著者:香澄怜良

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