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7章:†青い瞳の島人(シマンチュ)† (34/34)

出来た!

南の島のお姫様♪

う〜ん、ま、こんなもんでしょ?

この姿見、間に合わせで買った安物だが、鏡は処分に困る。

結局使ってる。

部屋を出る。

私の部屋の入り口は、殆ど玄関の上がり框。

ロッキーの靴が無い。

ミルフィーが来た。

『あ!止めてよ!

爪引っ掛けないで!』

{んにゃん♪}

『ミルフィー、ちょ、ちょっと止めなさい!』

{ふにゃん♪}

『ミルフィーユ!』

{んにょ!}

止めた。

ドレスの帯が気になって気になって。

そっか、コヤツ

ミルフィーユ!

と呼ぶと、叱られてる事を理解するのか。

面白いにゃんこ。

薄い生地なので、爪を立てられたら適わん。

琉斗の部屋と、私の部屋の鍵を掛けて、リビングに行く。

ロッキーは何か飲んでくれたのか?

あ、グレープフルーツを食べたようだ。

ミルフィーの水を取り替える。

餌は……

『ミルフィー、これで足りるよね?』

{………}

仕方ない、足してやるか。

『この位で足りるよね?』

{………}

足りないようだ。

結局、容器を満タンに。

『これでいい?』

{んにゃ!}

なんだかおっきな態度!

猫を飼育されたご経験をお持ちの皆様には、ご理解を戴ける事だと思うが、猫は鳴き方を変える事で意思表示をする。

本当に興味深い生き物だと思う。

猫の額、等と馬鹿にしたモノじゃない。

犬は確かに利口な動物だが、時として、猫の方が利口なのでは?

と思う節が有る。

ただ、猫には服従する、と言う遺伝子が乏しいだけ。

が、しかしその大昔は、猫と犬は同じ種族だったようだ。

猫がなに気に尻尾を振るのも、その時の名残らしい。

そう言えば、あの、名前の無い喫茶店に居た黒猫は、お手とお代わりと、最終的には伏せと、お預け迄覚えた。

が、お預けと言って、待つのはほんの僅かな時間で、こっちがちょっとでも目を離せば、澄まして食べていた。

わんこだったらちゃんと待つのに。

でも、にゃんこの方がお馬鹿だから、ではなく、習性の違いのようだ。

と、下らない事をつらつらと。

お店に行かなくちゃ!

ん?サンルームの洗濯物、お客様から見えたら大変だ!

多分見えないとは思うのだが、一応シェードを下ろそう。

翔に手を合わせる。

翔、おいで♪

待ってるよ……

《煌璃》開店!
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†ふぁみりぃ† ©著者:Jude(ユダ)

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